えへへへへ


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カテゴリ:beyond description( 18 )

新年、今年も無事箱根からタスキが帰りました、そんな今日。

クリスマス企画!
喧嘩の末、ついにタスキが渡りました!

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以前に乗せたラストと少し違います。分かるかな?

こちらボンくんへの相互リンク。
想像力を働かせ、ご自由にパズルを解いてください。
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by under-heart | 2007-01-03 16:55 | beyond description

十二月二十四日ノHEN

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 さて、この漫画はあたしの相方「ボン君」のブログと相互リンクさせた上でのクリスマスのハッピーな企画だったのですが、どうやらボン君側の漫画がまだ描き上がってないのです。
 不思議に思い問い詰めてみれば、なんと、ボン君の住む「静岡」という街ではあたしの町との時差が生じる様で、あちらの方では未だクリスマスが来ていないのだとか・・・。
 と、言う訳でまっことに、まことに申し訳ありませんが、ボン君の所にクリスマスが訪れるまで今少々完成された相互リンクはお待ち下さい。

 ボン君は締め切りというクリスマスに追われてがんばっております。
 上のトナカイの様に。
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by under-heart | 2006-12-25 22:11 | beyond description

おてもと

「いやだよ!ねぇ、いやだってば!」
「ばかやろう!オレだってなぁ!好きで離れ離れになるわけねぇじゃあねえか!でもよう、だったらどうしろってんだ、こんちくしょう!」

「ひどいよ、ひどいよ、あんなにあたしの事を愛してると言ったのは嘘かい?嘘じゃなかったらなんとかしてよ!いつまでも一緒にいておくれよ!」
「甘ったれた事ォいってんじゃねぇやい!オレもオマエも、命の宿命ってぇもんがあるんだ、いいか?宿命と書いて「さだめ」と読むんだ、ちっきしょう!」

「さだめと読もうが、たがめと読もうがどっちだっていいけどさ、あんたとあたしがここまでずっと一緒に、寄り添ってこれたのだって、宿命じゃないのかい?」
「おう!そりゃそうともよ!オレァ、オマエが生まれた頃から知ってらい。家が隣同士と来た日にゃあ、オマエの事は昔っから家族同然と見て来たわけだ。時には親として、時には兄として、そして、時に、男として、オマエをいつまでも傍に置くと決めたのよ」

「そうでしょ?その話だって何度聞いた事か!だったらなおさらあたしを離さないでおくれよ!」
「てやんでい!ばっきゃろうめ!オレァ、オレァ、そうしてえに決まってるじゃあねか!ただよぉ、オレたちにぁ、オレ達の役割ってぇもんがあるてえもんなのよ。見ねい?隣さんも、そのまたとなりも、きっちり布団に入っておとなしく待ってるじゃあねえか?いいかい?オレたちの故郷からの同胞も、いまじゃあ誰も見えなくなっちまったい」

「そうだねぇ、田舎を出て、この江戸の都まで、箱根の関を越えるか越えれないか。みんな、あの関で捕まって使われちまったからねぇ」
「ああ、あそこは宿場だからなぁ。次々とショッ引かれちまって、今や知れるはオレたち二人だけだ。だがな、それも一生だ。例えオレらが刀と生まれて来たならば、涙ながらも人を切らねばなるめえし、その為に力一杯光らなけりゃあならねえのよ!いいかい?少しの間だったが、オマエと一緒で幸せだったぜ。オレァこの一生に、悔いはねぇよ」

「そうかい、わかったよ。あんたの言う通りかもしれないね。あたしもあんたと一緒で、これ以上ないくらい幸せだったよ。ううん、嫌な野郎と思った事もあったさ。でもね、今になって思い出そうとしても、何にも嫌な事が出てこないんだよ。あんた、最後は、最後の最後だから、力一杯、抱いてもいいかい?」
「おう、そうしろい!オレだって意地でもオマエを離さねぇ気持ちで抱いてやる。結果、この布団ごと身ぐるみ剥がされっちまうんだ。宿命ってのに、少しだけでも逆らってやるってのも乙じゃあねえか」

「ああ!あんた!来たよ!いや!なにすんの!やめて!やめて!あんた!いやだよ!離すもんかぁ!アンタァ!!」
「ヤロウ、こんちきしょう!身ぐるみ剥がしやがったな!どうしようってんだい!え?離すもんかい!このやろ!イテテテテ!足ィ引っ張りやがって!この、イテテテ!くそ、離すか!いててててて!」

パチン



         「可哀そうだよズボンのおなら 右と左に泣きわかれ」



「くすぐってぇ!ばか!何しやがる、足に落書きしやがって。え?何?「王様」?おい、ちょっと、メシを食え!メシを!こらこらこら!割り箸はゲームの道具じゃねえっての!こら、おい、束にするなぁ!束に!おい!引くな!こら!騒ぐなーーーー!」
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by under-heart | 2006-12-23 23:02 | beyond description

わかってぇ?

「いや~ん、
だから言ってるじゃないのォ、あたしは何にも欲しいものなんか無いのよォ、ねぇ?わかってぇ?ただね、あたしのね、ママがねぇ?こないだも言ったでしょう?今ねぇ、病気で寝たきりなのぉ?アタチねぇ?仕事が終わると、ずーっとママの看病してて、寝る暇もないのぉ?わかってぇ?今のアタチのたった一人の家族なのよぉ?今も一人で、寒い病室で咳きをしてるわぁ・・。ううん、違うの、泣いてないの。そのママがねぇ?たまに、うわ言の様に言うのよ?ねぇ?
『私の昔の憧れの女優はね、ジェーン・バーキンとグレース・ケリーなのよ・・』
・・映画好きなママなのよ。そんなママにどうしてもプレゼントを贈りたいんだけど、何を贈っていいかわからないし、ママの入院費で精一杯の暮らしだし・・。ううん、違うの、泣いてない、でも、ちょっと、ごめんなさい・・。ねぇ?わかってぇ?ね?・・わかった?嬉しい!・・あ!はーい!ごめんなさい、指名入っちゃったのぉ。また来るからねぇ?ゆっくりしててねぇ」

「ありがと~う!こないだねぇ、ママぁ、すっごく喜んでてねぇ?病室の目の届くところにいつも置いててねぇ?看護婦さんにバッグを褒められる度に『娘のいい人にプレゼントして貰ったんです』なんてぇ、言ってるのよぉ?もお、ママったら、気が早いのぉ。わかるぅ?いや~ん、ちょっと、照れるわぁ!・・・ハァ、でもねぇ?昨日からママねぇ、ううん?ごめん、なんでもないの。こっちの事だから、・・ハァ、ごめんね。・・・ハァ。・・・ハァ。・・え?話してって・・。でも・・、せっかくなのに、悪いわよぉ、こんな話。・・そう?・・あのね、ママね、昨日から熱が下がらなくってぇ、それでね、アタチに言うのよぉ?ねぇ?わかってぇ?ずっと病院で寝たきりでしょう?だから、また、外に出てみたいわって、遠い目をしながら、弱弱しく言うのよぉ・・、ごめん、シクシク。それでも、あたしはどうする事も出来ないじゃない?せめて、車があればとは思ってもね、あたしにはそんな力は無いのよ・・、ねぇ?シクシク。アタチはママの為に車一つ買えないのよぉ?そんな事をねぇ、思うと、ねぇ?わかってぇ?あたしって、惨めよねぇ、そしてさぁ?情けない女なのよぉ、シクシク、シクシク。もうダメだ、あたし、田舎に帰ろう。田舎に帰って、ママと二人、誰もいないところで、ひっそりと、二人で、誰にも気付かれず、ひっそりと、・・え?わかった?本当にわかったの?え?嬉しい!あ!はーい!じゃ、ごめーん!指名入っちゃった。まったねー!」

「ああー!久しぶりぃ~!どうしたのぉ?納車の時以来じゃない?待ってたのぉ~よぉ~。もう!寂しかったのよぅ!わかるぅ?・・あれ?どうしたのぉ?ちょっとやつれたのぉ?元気ないねぇ?あれから車はチョ~調子いいのよぉ?えっとねぇ、箱根でしょう?草津でしょう?鬼怒川でしょう?下呂も、え?そ、そう?そうそう、だって、お母さん温泉好きだから!大丈夫、大丈夫、病は気からっていうじゃない?ねぇ?車が来たら随分気が強くなってねぇ?しかも、生きてるウチに、早くアタチのいい人に会ってみたい。お礼を言わなくちゃ、って、早く会わせろ会わせろって、うるさいのよぉ?ねぇ?わかるぅ?いや~ん!・・え?でもね、ほら、あたしも昼間看病とか家の掃除とか、ゴミ捨てとか、いろいろ忙しいから、その内、ね?わかってぇ?ねぇ?だから、会えないのよ?ね?会えないの。元気よ?たしかにね、元気なのよ?昨日までは・・。
昨日までは・・。ねぇ?昨日までは、の、話なのよぉ・・?・・ハァ。・・・ハァ。・・・・・ハァ。・・・今日は何も聞いてくれないのねぇ?ううん。いいの、わかってるの、アタチは店員であなたはお客様だもの。大切な、大切な、お・きゃ・く・さ・ま、だもの。そんな話は迷惑だって事、ごめんね、アタチのたった一人のママだから、ちょっと、寂しかっただけなの。わかってぇ?だけど、その寂しさを話せる相手はあなたしかいなかったのねぇ・・。ごめんね、結局、他人だもんね、アタチの早とちりよ。ルール違反よねぇ、ごめんね。わかってぇ?もう。言わないから。ね?ごめんねぇ?わかってぇ?ごめんねぇ?・・・え?聞く?話?聞く?え?ほんと?聞く?聞くのねぇ?
そうなの!アタチのママが昨日からねぇ?危篤なのよぉ?それで、アタチの手を握って言うのよぉ?かすかな声でいうのよぉ?ねぇ?わかってぇ?
『一度だけでいい、また、あんたと、二人で、自分たちの家に、家に、「家」に、・・・いや、「マンション」でもいい。で、暮らしたかったぁ・・』
でも、そんなこと無理だわー!あたしになんか、絶対無理だわー!うわーん!うわーん!これでこのまま、ママを失ったらもう生きていけなーい!うわーん!わかるぅ?今でさえ、看護疲れとこんな生活にもう、生きてる意味なんて解らないし、ママだけが支えなの。その、ママが、その、ママが、うわーん!無理だわー!わかってぇ?マンションなんて、無理だわー!え?何よ?いいの、まわりが見てようが何されようが、アタチの話を聞いたあなたのところで大声で泣きたいの。うわーん、うわーん、うわーん、うわーん!家、家、お家ー!うわーん!・・ええ!わかったぁ!ついに解ったのねぇ!うれしーい!!」




        『帯も出来たし箪笥もできた そろそろ旦那と別れよか』



「ええとねぇ、今度はねぇ、ママがねぇ、南の島でねぇ・・。え?何?電話ですか?はい。ちょっとごめんなさい・・・」
「なんね?オカンかね?仕事中に電話ばしたらあかん言っとろうがね!元気じゃちゅうに!オカンも元気かえ?そうじゃろーも、聞いとらんがね、そんなこと。え?今度、買う、健康器具?通販?ロデオボーイ?そんな効果しらんがね!少しはおとなしか出来んかね!帰るっちゃ、年末ね・・、帰る言うとろーも!・・」
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by under-heart | 2006-12-10 21:58 | beyond description

オイオイ

「お~い!見つかったぞぉー!」
「あ、あんたぁ!!」

「ほんと、馬鹿よねぇ!役立たずのウスラトンカチの木偶の坊だよ!あたしがあれだけ止めたのにさぁ、ちょっとウチの娘が帰ってくると知ったら身の程も知らずに海に出ちゃうんだから!こんな時化の海で何が取れるって言うんだよ!船から何まで全部引っぺがされて命があっただけでめっけモンさあ!前々から馬鹿だ馬鹿だとは思っていたけどね、まったくここまでのロクデナシだとは思わなかったよ。はぁ~、あたしは亭主には運が無いねぇ。運が無いよ!治るまであたしが働きでも見つけなけりゃいけないし、この、馬鹿亭主!しっかり寝てるんだよ!」

「今ね、組内の方々やお世話になった隣組の方々に丁~寧にお礼言って来たからね。世話のやける亭主なんだよぉ、あんたは。・・笑ってやがる。あのね、もう少しであたしを若くして後家にするところだったんだよ!若いが余分だ?生意気なこと言ってんじゃないよ!いいかい?そんなにあたしが若くないってんなら、よ~くお聞きなさい。この皺の一本一本がね?なぜ出来たのかをね?ちょっとでも考えてね?あ、あんたはね、あたしの事をね、か、考えてくれた時があるのかえぇ?お前さんはぁオイオイオイ(涙)。あたしがまだ15の時だよ?あんたがウチのおとっつあんの前に土下座ぁ構えてさぁオイオイオイ・・」

『娘さんをくだせえ!なに?だめですかい?若すぎるって、お父さん、こっちは負けたら示しがつかねぇ、死ぬ覚悟でやってきてるんですぜ!』
なんて、もともと気が小さいくせに、あんたは緊張で目を真っ赤にして意気込み着物を払うとサラシの中に一本隠してたんだから、こっちが驚いちゃったよ。
『さあ、駄目ならここで腹を切る覚悟だ!お父さん、これでも駄目と言い張りますかい!』
『まあ待て、ともかく、既に腹から滲み出てる赤いもんは何だってんだい?』
『これですかい?これぁ、この大一番に失敗しちゃあいけねえから、今朝の朝一で練習してきた真っ赤な血ですぜ!さあ!こちとら準備は万端!あんまりまごまごしてると、こっちもまた、切り方忘れちゃいけねぇから、ちょっと練習しますぜ!痛てぇ!』

「あたしもさぁ、ここまで命を掛けて愛してくれるんだもの。と思ったからさぁ、強引にでも一緒んなっちゃったけど、良く考えれば、そんときに『馬鹿』だと気付けたのにねぇ?まったく、それからあんたは博打に暮れちまって、村ぁ追い出されて、何も知らずに付いて来ちゃったもんだからぁ・・。ここからだよぉ、あたしの不幸はさぁオイオイオイ。あたしは知り合いの誰一人いないこの町でね?あんたは産まれ故郷だからいいよ?この、顔の皺がね!お他人様に頭を下げれば一本増え、子供が泣く度に一本増え、借金取りが戸を叩く音で一本増え、あんたが海に出て、帰ってこない度に一本増えるんじゃないか!ばか!ばか!ばか!」

「でもさぁ、一度でもさぁ、あたしが好きになった人だからさぁ。『幸せ』じゃあないけどさぁ。馬鹿でもいいからさぁ。頼むから、長生きしておくれよ?」




          『意見するのは親身の人と 思いながらも恨めしい』




「何言ってんだよ、あんた。そりゃそうだよ。まだ死なれちゃあ、困るよ?保険に入ってもらってからじゃないと・・」
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by under-heart | 2006-12-06 21:15 | beyond description

不夜城

「いや、こういう所、初めてで・・、
え?はい。じゃ、じゃあ、いだだきます。か、かんぱい・・。」

「ごほっ、ごほっ、なんですか?これ?え?ウイスキー?ボク、だめですよ、やっぱり、ウーロン茶下さい。なんですか?何言ってんですか?先輩、やめて下さいよ。ちょっと、ちょっとお姉さん、薄めればってちょっと・・。じゃあ、あと、少しだけ・・。」

「あ゛ー、え?確かに、さっきよりはいいですけど、え?なんか、話って、何はなしていいかわかんないですよ。え?先輩、おっぱいさって、な、何言ってるんですか!お姉さんも『いいわよ』じゃないですよ!え?なんですか?え?まだ?って、何が『まだ』なんすか?え?いや、まだですけど、なんすか?!赤いって、べ、別にかわいくないですよ!ちょ、もういいですって、お姉さん、ちょっ、イッキってなんすか?え?イッキですか?男らしいって、ちょ、勝手に盛り上がらないで下さいよ!ちょっと!ちょ、じゃ、じゃあ、最後ですよ?最後・・・。」

「ぷはーっ、え?そうですか?なんだかもう、あ、味が、ゲップ、分からなくなってきちゃいましたよ・・ゲップ。あー!だから、もういいですってちょっと!先輩だって飲んでないじゃないですか!ズルイですよ!一人だけ!って、え?な、イッキ・・、あ・・。すごいっスね・・、え?次?また僕?え?無理ですよ、もう、飲めないですよ!なんスか『寒い』って!え?あ!だから、ちょっと、肩組まないで、肩、やめて。ちょ、そこ!『ハイハイハイハイ』じゃないですよ!あー!もう!・・・。」

「カーッ、ああ、なんか、わけわかんなく、ゲップ、なっちょいましたよ。あ゛ー。え?何か飲みたい?いいんじゃ、ゲップ、ないすか?飲めば?え?フルーツ?あー、勝手に、って、先輩、どうなんすか?これ?いいんすか?こんなんで?え?明日、学校っスよ!こんな、え?親が、僕はですね、ゲップ、親に授業を掛けて苦労するほど、甘い卒業じゃないんスよ!ちょっと!聞いてるんですか!だから、肩組むな!肩!いい!あんたもね、そんな、服を露出した肌を着て、親に見せる顔が見て見たいよ!え?違う?って、なんだよ!あんた、くそ、赤くなって、可愛いってな!あんた!飲めないと思ったら大間違いだぞ!注いでくれよ、注いで!!」

「うえっぷ、ほら!見た?ねえ、そっちも!見た!ねえ、ねえってば!だから言ったでしょ?違うんだよ、姉さん。え?あんたどこよ?産まれ?・・・え?ボクと一緒じゃないスか!なんなんすか!言ってじゃないすか、水くさいじゃないでの!さ、じゃ飲み、ゲップ、ましょうよ。え?何飲むんスか?え?どんぶりで飲むんスか?違う?ドンブリを飲むんスか?ピンクの?まあなんでもいいスよ、ドンブリでも何でも頼んで下さいよ、だはははは・・・・・」




        『赤い顔してお酒を飲んで 今朝の勘定で青くなる』



「か、かかちゃん!お、オレだよ!オレ!ちょっと、お店入って、お金が足りなくって、今日中に銀行に振り込んで・・・・」
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by under-heart | 2006-12-04 19:30 | beyond description
えー、掃除をしていると、家の中に蛇のベイビーがおりました。

江戸以前の風習で(特に関東から東北に多かったようですが)、秋の収穫時期が過ぎると作物の恵みに感謝をする祭りが催され、その日ばかりは、かまわず男女が入り乱れるという風習がありまして。契りあうのは屋外だからマムシに注意をしないとどこを咬まれるかわからない。
なんて事を思い出し、蛇が出ると、ついつい「色っぽい季節になってきたなぁ」なんて思ったりしました。

しかし、家の女連中は大騒ぎで、どうする?こうする?と、意見の出る中、捕獲をして「焼いて食う」だとか「焼酎につける」だとかいうあたしの精力増進案はことごとく破棄されまして、なにはともあれ、蛇の名前が分からない、と、専門施設に電話で問い合わせてみる。
どうやらそいつは「青大将」のベイビーだそうで、悪さはしない。
事によると「家神様」のようなものだと。
ならばとて、家の庭に放してあげる事になりました。あたしも青大将じゃ精力増進を望めませんのでそいつに賛成し、開放ということに相決まったのですが、
「家神様なら、お父さんが生まれ変わって来た姿かもしれないねぇ」
と母の一言に、やっぱり焼酎付けにしてやればよかったかもしれないなぁ、と一人ごちました。

先ほど、蛇で「色っぽい」なんて言いましたが、また蛇ほど、古来より「物の怪」の気配が強い生き物もいないような気がします。
日本では「大蛇」というのが神様になったり退治されたり大忙しで、西洋でもサタンという地獄の大将の化身としてアダム夫婦を誑かす。また、人に化けたりもするらしいのですが、考えるに女に化けた蛇なんてのは、こいつはやはり色っぽいでしょうな。

あの動きからして、腰は随分しなやかで引き締まり、腕から指へするりと一本線が通った美しさがあって、和服なんかを着せてみれば、服を一切れ角に引っ掛けただけでスルリと皮が、いや服が脱げそうで、それでいて凛と緊張感を保っている。
ぜひ、一度、一緒にお酒なんかを飲んでみたいもんで。「うわばみ」なんていうから大層強い上に飲みっぷりがいい。それに負けじとこっちも飲むが、飲みつぶれた時にゃあどこを咬まれるか分からない。そんな危険な視線と目が合えばどんな男も朴訥な石ころでしょうな。

しかし、蛇みたいないい女と結婚なんかしたら大変でしょうね。毎日締め上げられて、生きた心地がしない。危険な飲み相手がちょうどいいのでしょうね。
なら奥方にするならってえと、やっぱり、日本的に「ツル」なんてのが色っぽくっていいのでしょう。その上、一度受けた恩は身を犠牲にして返し、尽くしてくれる。なんてのがイジらしいじゃありませんか。
と、言えども、夫婦の間柄で肝心の夜中に一人で部屋に籠もっちゃうのはいただけない。「絶対に入らないでおくんなまし」なんて言って、翌朝には疲れ果てた顔して出てきやがる。どうも、まぁ、ナニが、ナンていうか、心配でいけない・・。

そこで、まぁ、世間一般の殿方はどうか?と、見回してみると、どういうわけだか八割方は「ぶた」や「うし」を奥方に持つ。人がいいと言うか趣味がアレというか、いやはや、ご苦労さまでありまして、じゃあ残りの二割はというと、「熊」や「象」・・。恐ろしいもんで。

ま、殿方の方でも「たぬき」や「かば」ばかりなのですから贅沢は言えたものじゃございませんが、こう見るとどうやら「四つ足」ってのはロクなのがいないようで。「いのしし」ってのも今ひとつだし、「馬面」ってのも褒めてる事にはならない。猫が可愛いったってコタツで丸くなっちゃうんじゃしょうがない。性格は穏やかに「丸い」方が良いときても、
「丸くとも、一角(ひとかど)あれよ、ひとごころ。あまり丸きは、転びやすきぞ」
坂本竜馬の歌でございます。

なるほど、四つ足でも角が一つ付いてんのが結婚に一番良いってんなら、そいつは「サイ」で決まりでしょうな。なんせ妻(サイ)と言うくらいですから。

お後がよろしいようで。
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by under-heart | 2006-10-05 09:16 | beyond description

ブログの森の満開の下

目が覚め、再びブログ更新を始める訳で。

ネット環境上という広く開けた文化の中で、ここ10日近く訪問者が訪れぬ、深い山村のようなこのページ上で。

一人で花見をするように、ひっそりと、だだ、ぽそぽそと、花びらが散るように魂が散って命がだんだん衰えていくように。

「なぜブログを書くのかえ?」
「約束があるからだよ」
「ブログと約束したのかえ?」
「ブログの下には冷たい風がはりつめているからだよ」
「ブログの下にかえ?」
「ブログの下は涯がないからだよ」
あたしは分からなくなってクシャクシャしました。
「私にもブログを書かせておくれ」
「それは、だめだ。一人でなくちゃだめなんだ」

そこでなぜブログなのか、ひとつ、明日、考えてやろう。
今日は考える気がしないのです。
そして明日、更新したら、そのときじっっくり考えようと思いました。毎日、そう考えて、もう、何日もたち、今日もまた、明日になったら更新してやろうと思って、また、日が暮れてしまいました。

そして、昨日、思い切ってブログを更新してみました。だんだん気が変になり、怖しさで盲滅法たまらなくなりました。今日はひとつ、ジッと動かずに、いや、思い切って地べたにすわって考えてやろう。

このところブログ更新が遅れたのは・・・
①多忙の為、精神に支障が訪れ、「新庄剛志(日本ハムファイターズ所属)とロックバンドを組む」と北へ向かってしまった。
②多忙の為、精神に支障が訪れ、「松山千春(北海道所属 新党大地の名付け親)とパンクバンドを組む」と北へ向かってしまった。
③多忙の為、精神に支障が訪れ、「金正日(チーム万景峰号代表 美女軍団所持)とヘビメタバンドを組む」と北へ渡ってしまった。
④多忙だった。
の、どれかだろう。

まさか、ブログが気になって気になって、日に何回も訪問数を確認し、人数の少ないときには自らの携帯電話から訪問し、増える数字に「えへへ」
まさか、このあたしが、あたしに限って、ブログ如きに振り回されるなんて!ちくしょう、こんちくしょう!そんな自分に気付き、冷静に距離を置くことにするわ・・。でも、やっぱり・・。
なんて、化粧も小慣れたOLが火遊びのつもりで手を出してみた社内不倫みたいなわけでは決して、

無いんじゃないすか?

下敷き
桜の森の満開の下」著 坂口安吾
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by under-heart | 2006-09-29 17:52 | beyond description