えへへへへ


by under-heart
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2006年 12月 07日 ( 1 )

涙舐めるバンド

c0094707_17462527.jpgジャケ買いをするとして、
これはいったいどうでしょう・・??











大学に入学し、鬢・ラディンの様に顔に、円を書くような髭の生え方をした友人が出来ました。
その友人は大学まで車通学しており、事あるゴトに、他にやる事はあふれていましたが、明日へ向かい、孤独なドライブに連れて行ってもらいました。

その車内で70%の確立で流れていたアーティスト。
ファンキーな歌詞と、もたれ掛かってくる声は一度聞いたら忘れさせない説得力があります。
出会いは衝撃でした。

「なみ~だ~、なーみだーなーみだーなーみーだー、舐めてー」
「なめ~て~、なーめてーなーめてー、イエー」

・・・???

CD代えても、いい??


そして出会いは、時としてドラマを生みます。
そのバンドはその年の学園祭にやってきました。
三バンド来たなかで、盛り上がり最高潮はふたつ目の「レンチ」という台所で聞きそうな名前のバンド。
真打ちとして登場する「涙舐めるバンド」の前に客はほどんど引いてしまっていました。

「シアターブルックです!イエー!前に!前に!」

会場の中で一人浮くようなかなりのハイテンションでライブを始めると、自分勝手にギターを弾き続け、どんどん悦に入ってしまい、リズム隊が目を合わせては苦笑を浮かべるほど。
しかし、その破天荒なギターは聞くもの全てを悦に入れ込んでしまう魅力がありました。

「だろ?ほんま、なぁ?だから、行くべきだって言うたやん。年末行くやろ?もうチケット取ったで」
ライブ後、へたくそな関西弁で髭の中の唇を賢明に動かし、興奮した鬢が言いました。

そして、その年の12月30日。
新宿リキッドルーム。

程よい集客の中、再びエゴイズムのまま悦に入りまくる佐藤タイジ。
「新曲です!『オレタチフューチャー』」

お?俺たちフューチャー?

ライブ後、童貞の友人Kは、
「前にいた女の子が俺の足の上にコーラ落としたでしょ?あれ、絶対わざとだよね?目が会ったもん。絶対」
こんな事を力説しながら、話は二曲あった新曲へ移り、
「『オレタチフューチャー』じゃあ売れんと思ったんやろな。もう一曲の方がカッコよかったもんな」
「だな。『オレタチフューチャー』じゃあなぁ?」
「おお、『オレタチフューチャー』だもんなぁ」

とはいえ、もう一つの新曲の名は覚えていられなかった。


そしてまた、明日への孤独なドライブで未来を不安に思う日々が続きました。

そんな一枚。
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by under-heart | 2006-12-07 18:29 | at a loss