えへへへへ


by under-heart
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

so・ko・ni・・・・tacchi!

岩手県で「みっ君」と言えば小笠原、「満ち足りない男」と書いて満男だが、と、言うか、そのプロフィール写真は驚異の撫で肩で恐れ入る。そんな矢印選手、小笠原満男の事はさておき、我が県で「みっ君」といえば「あだち充」である。

タッチて有名、どの作品も同じ顔の主人公でおなじみの青春漫画描き、と言われると「ああ、あの漫画家ね」みたいな反応が妥当に見当がつきそうな男である。

その漫画家の「H2(えいちつう)」という漫画を先日、と言ってもしばらく前に友人の美容室で読んだ。もちろん髪を切る間に全てを読みきれないので、テイクアウトし、自宅でぼちぼち読み終えたのだが、なんというか後味の悪さだけが残った。

漫画太郎先生の様にコピーを多様し、上手い間の取り方の心情描写演出は職人技だし、青春を描く技術はなかなかのものなんじゃあないかと思われるのだが、漫画の中に出しゃばる程に作者を登場させ自虐的な笑いを取り、読者との親近感を計る姿勢は見苦く、そしてその親近感を使い軽く笑いとばしながら漫画の設定や伏線を軽く変える。

難しい話なんか一切してないんだから、プロとしてプロットを十分練り、緊張感を持って原稿に向かって欲しい。そこに苦しみ、良い作品を送り出す漫画家や小説家、その他もろもろはたくさんいるのだから。あと、股関節描写がやたらに多い、その間に読者に作者か気さくに話しかけるのは止めて欲しい。「で、これは、純情青春、熱血高校野球漫画、のはず」作者が言うことではない。

作品が違えど、出てくる女の子の顔や男の顔、性格が全て一緒ってのも力量を問われるところだが、それはそれとして、一貫してテーマを「青春」に絞り、その職人として事を描けるのならそれはきっと良い作品なのだから、もっと真剣に読者と向かい合い、逃げ場を作らず、魅せて下さいよ、と、怒りを感じながらもご贔屓にしたいと思う複雑な後味の悪さ。

小学生の頃、夏休み、ラジオ体操が終わり、退屈になる午前の時間にテレビ放送されるタッチ。
話の数が多い為夏休みが終わる頃にも話は終わらない。
いつも弟が亡くなる辺りで新学期。
気になるその後。

後味の悪い作家である。
[PR]
by under-heart | 2007-03-06 23:45 | by the wey