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by under-heart
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氷山の一角

「えびす講」

商家が旧暦の10月20日に商売繁盛を祈り恵比寿様を奉る催しがあるんです。
当家でも先日、一日早いのですが、日曜日という中で人が集まった事もあり、例年の行事を行いました。

この日より恵比寿様(当家では大黒様も奉る)が当家にお帰りなさって、正月まで滞在。
あたくし達は一年の働きをご報告して、一月にまた、働きに出る恵比寿様をお見送りする。
「また今年もひとつ、よい稼ぎを」
そんな事をお祈りする。
上記の通り、商売繁盛を、こ、こ、ろ、か、ら!願う。

これ、大事です。

と、言う訳で、
昨日はささやかに豪華なお食事をしたのですが、その後、妹がピアノを弾き、その友人がトランペットを吹くというパフォーマンスを見せてくれました。

連日の疲れが出たのか、うとうとと聞いていると、
「トランペットはいい楽器だなぁ」
と、思うと同時に、おかしい事に気づいたのです。

あたしはトランペットという楽器を知っていますし、見た事があります。
音だって今までに幾度となく聞いた事があります。
でも、それは写真やテレビやスピーカーの中からの「お話」。

生の音を聞くのはおそらく10年以上前の事です。

何が言いたいか?

あたしは北極に行った事がありませんが、氷山が欠落するのを見た事があります。
宇宙へ行った事はありませんが、地球を見た事があります。
生まれる前ですが、江戸時代の街並みを見た事があります。
戦争を見た事があります。

これって、おかしいと思いませんか?
富士山を初めて見る前から、富士山を知っていて、
「やっぱりこの形」
「やっぱりでかい」
「やっぱり」
なんて心の隅で思うのはおかしいでしょう?

レンタルビデオで映画を見た気になられちゃ困るんですよ。
スピーカーだけの世界で音楽を聴かれちゃ困るんですよ。

と、言う「視点」を持てる、持てない、持たない、持とうとする。
正解はありませんが、「持つ」事は今のご時世大変難しいと思います。
あたし達はあまりに知りすぎているからです。
自分の眼を厳しく疑い、同時に信じる。
そんな面倒な事する人はあまりいないでしょう。
しかし、残念ながらあたしは「持たない人」とはしゃべれないでしょう。
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by under-heart | 2006-11-20 23:38 | by the wey